絶対落ちる…、そう確信した社長面接


女性 25〜29歳 サービス業

就職活動は孤独な戦いです。当然自分自身の将来のことですから、他人をあてにすることはできません。
ともなれば、当然就職活動中のスケジューリングだって自己管理。面接が何時スタートかなんてもちろん、初歩の初歩の管理ですよね。
道中で何が起こっても絶対に遅刻などしないよう、面接の行われる会場は一度下見。場所が分かった上で、カフェやファーストフード店でその時を待つのがお決まりでした。
その日はその会社の最終面接、一対一の社長面接でした。中小企業なので社長と距離が近いのが魅力ですよね…なんて余裕に思える訳もなく、緊張でいっぱいいっぱい。時計とにらめっこしながらファーストフード店で時間を潰していた時、突然携帯電話が鳴り響きます。
「株式会社○○の(採用担当者名)です。(私の名前)さんでお間違いないでしょうか?」
面接予定の会社からの電話でした。一体何なのか、と戦々恐々としながら返事をすると、先方はさらに戦慄の一言を発しました。
「本日13時から面接の予定となっておりましたが、いかがされましたでしょうか」
…はい、だから今ここで待機していますが、と思ったのもつかの間、現在時刻が13時を過ぎていること、私が勝手に面接時間を13時半と勘違いしていたこと、そして手元に開かれた手帳にはしっかりと面接時間が13時からと記入されていること。あらゆる事がいっきに脳内を駆け巡り、いっきに血の気が引きました。
私、学生時代に遅刻をしたことありません。
もし人生の中で私が遅刻をする回数が定められているのならば、学生時代にもっと遅刻をしておけば良かった!と思います。
とにかくその時は、自分がすぐ傍にいること、時間を勘違いしていたことなどを包み隠さずお伝えして、全速力で面接会場へ向かいました。
会場につくと社長が、
「ちょうどよかったよ、仕事の電話一本できて」
なんて優しい言葉を書けて下さいましたが、当然気休めだと思いました。
そして確信していました。面接をいかに素晴らしく終えようとも、私はこの会社を落ちるだろう、と。
結果的には、奇跡的に内定を頂きました。
数年後、採用担当の方とその時の話をする機会がありましたが、「遅刻する人は論外。当然採用はないと思ってたけど、社長がね…」と教えてくれました。
面接で私に可能性を感じて下さった社長が拾って下さったのでした。
勤めだしてから、これまた一度たりとも遅刻をしていない私ですが。なぜあの時ばかりは遅刻をしてしまったのやら。緊張と思い込み、というのは就活生の最大の敵なのでは、と思った一件でした。

次回への対策

スケジューリングは基本中の基本。
でも通常と違う精神状態の就活生にはどんなミスが起こるのかがわかりません。
いつもの何倍、何十倍も気をつけましょう。

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